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弁護士 岡田 聡(おかださとし)
東京弁護士会所属
- 1982年 千葉県出身
- 2005年 一橋大学法学部卒業
- 2007年 神戸大学法科大学院修了
- 2010年 弁護士登録(東京弁護士会所属)
離婚相談に関する考え方
離婚事件は、他の法律相談に比べて、感情的な対立が生まれやすい分野です。そのため、相談者のお話しを尊重しつつ、まず、法的な観点から見た場合に、ご希望・お考えが通ることと通らないことがあるということを伝えるよう気をつけています。たとえば、相手が不倫をしていたと相談者がいくら主張しても、証拠がなければ、相手に否定されてしまうと、裁判ではなかなか主張を認めてもらえません。
また、調停や裁判で解決するよりも、なるべく話し合いで円満に解決することを目指しています。早く解決できるというメリットはもちろんですが、養育費を例に挙げると、話し合いで双方納得の上で養育費の額などを決めた場合と、裁判などで強制的に養育費の支払を命じられた場合とでは、前者の方が、養育費を支払う側としても任意に支払う可能性が高いのではないでしょうか。
離婚しようかどうか悩んでいるような場合、離婚のメリットやデメリットなどを踏まえ、ご本人が納得して結論を出すことが重要です。もちろん、その過程で、他の方に相談したりすることも有用かもしれません。私も弁護士として、その手助けができればと考えています。
これまでに取り扱った事件で苦労した点
協議離婚でまとめようとしたご相談で、相手方(妻側)の親が話し合いの場に同席を求めるという事案がありました。こちら側も協議離婚でまとめたいという希望もあり、親の同席を認めたのですが、その親からの感情的な反発も大きく、なかなか話が前に進みませんでした。親には、当事者同士の問題であることの理解を求め、その後は、当事者同士のみで話し合いを進め、無事に協議離婚が成立しました。
離婚相談する方へのメッセージ
離婚を考えてしまう事情は人それぞれですが、同じように離婚について悩んでいる方は、他にも大勢いらっしゃいます。恥ずかしくてなかなか他人に相談しづらく、一人で悩んでしまっている方もいらっしゃると思いますが、まずは専門家である弁護士にご相談してみてください。
弁護士は法律的なサポートにより「今後の生活」を支援することができますし、職業柄、いろいろな離婚の場に立ち会っています。これまでの経験からお話しすることもありますので、同じような悩みをもっている人もいるんだということがわかり、いくらかでも安心出来るのではないでしょうか。
これまでの経験を通じて、相談者からのお話しをうかがい、事件のおおよその見通しを建てられるようになりました。最終的に裁判になったときに裁判所がどう考えるかということが分かってくると、逆算して相談の際にも今後どうなるかということを相談者にお伝えすることもできます。もちろん、全く同じ事件というのはありませんし、相談者の方にとっては、まさにただ一つの事件ですから、そのことも十分踏まえて、お話しをさせていただきたいと思っています。
弁護士になったきっかけ
理数系が苦手だったこともあり、法学部を選びましたが、その当時は、「弁護士になりたい」と強く思っていたわけではありません。大学でも、法学部の講義よりも、商学部系の講義の方が面白く、そちらを多く受講していました。そのような中、大学三年生から刑事訴訟法のゼミに参加したり、実際の弁護士の方が講師として来られ、模擬接見などをする講義を受けたりするなかで、次第に、法を使って「困っている人の手助けをしたい」と思うようになり、弁護士を目指すようになりました。
趣味など
小説を読むのが好きで、今はだいたい2日で1冊のペースで読んでいます。書店に並んでいる期間が限られているので、読みたいと思った本は、とりあえず確保する目的で買ってしまうのですが、最近はなかなか時間が取れず、まだ手つかずの本が200冊以上になってしまいました。作家では恒川光太郎さんや森博嗣さんが好きで、ジャンルでは特にミステリー小説が好きです。
また、いわゆる現代アートと呼ばれる作品も好きで、休日は、都内のギャラリーを巡ったりしています。時折、作品を買わせていただくこともあります。自分にはない創造性や視点などに触れると、新鮮でとても面白く感じます。