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20代男性の離婚について早期に人生のリスタートを切るために
20代での離婚は、子供が小さいことが多いですし、どの年代より、今後再婚の可能性が一番高いですから、離婚条件をうまく整える必要があります。しかし、20代では、周囲の友人に離婚を経験していることも少なく、相談できない・・・という場合が多いと思います。そのような場合には、弁護士を頼って相談してみることをお勧めします。
お子様がいない場合
20代の離婚でお子様がいない場合、妻との離婚の合意ができていれば、スムーズに離婚できますが、当然そのような場合だけではありません。
妻が離婚に応じてくれない場合は、話し合いがこじれやすいです。離婚を拒否する妻と、いくら話合いを試みても、話合いは平行線で、全く前に進まないばかりか、精神的にも体力的にも疲弊することと思われます。20代は、まだまだ若いですし、早期に人生のリスタートを切るためにも、離婚の話合いに多くの時間を割くことはできませんから、このような妻との交渉は、お一人で進めることはせずに、弁護士に任せることをお勧めします。
また、20代の離婚においても、それなりに婚姻期間がある場合には、当然、財産分与の問題が出てきます。男性の場合、ご自身で交渉される方が多くいらっしゃいますが、自分で交渉したがために、本来守ることができたはずの自分の財産を妻に取られてしまうケースは非常に多いです。本来、あなたが獲得できたはずの財産を妻に取られてしまうのは、とてももったいないです。
弁護士に相談することによって、何が財産分与の対象になるか、どのような分与が一番メリットかについて明らかになりますから、一度弁護士に相談することをお勧めします。
お子様がいる場合
親権を獲得したい
父親が親権を獲得したいと思ったら、必ず弁護士に相談しましょう。「母性優先の原則」という考え方がある上、父親よりも母親の方が、お子様と接する機会が多いことから、親権は母親が取得することが多いからです。
しかし、父親に親権が認められるケースもゼロではありません。一概には言えませんが、父親であっても、お子様をしっかり育てることができる環境にあるということを具体的に主張することができれば、親権を取得できる可能性はあります。しかし、お子様の監護養育をどのように行なっていくかという計画は、かなり詳細かつ具体的なものでなくてはならないため、ご自身だけでやるとなると大変な負担です。
そこで、親権を取得するために、弁護士に相談し、具体的なアドバイスを受けることも、検討してはいかがでしょうか。ご自身で交渉するよりも、弁護士に依頼した方が、親権取得に対する本気さもアピールできますし、妻に対してプレッシャーをかけることもできると思います。
親権は妻に任せるとしても・・・
20代の場合、お子様の年齢が低いことが多いため、長期間、養育費を支払い続けなくてはなりません。養育費は、毎月払わなければならず、金額も低額ではありません。ですから、面倒だからという理由だけで、妻の言った通りの金額を支払ってしまうと、今後の長い人生設計に大きな影響が出てしまうことが予想されます。養育費の金額が適正妥当な金額であるか精査したうえで、きちんと取り決める必要があります。
親権は妻が取得したとしても、お父さんには、お子様と定期的に会って交流を図る「面会交流権」が保障されています。弁護士をつけずに交渉した結果、本来であれば、もっとお子様と会うことができたのに、年に数回しか会えないケースもかなりあります。また、お子様が嫌がっているから…という理由で、妻が、全くお子様に会わせてくれないというケースが往々にして存在します。面会交流は、お父さんに認められた権利でありますから、妻が子供と会わせてくれないからといって、あきらめることはせずに、弁護士に相談してみてください。
20代の離婚は、一般的に、争いとなる事項こそ少ないですが、誰かに相談できる環境にないことが多いことと思いますし、いったん話合いがこじれてしまうと、泥沼化してしまう危険も大いにあります。どんな些細な事でも、まずは弁護士に相談しましょう。