文化放送『くにまるジャパン 極』に中原俊明代表弁護士が出演/555回テーマ 「離婚までの流れ」編 2019年11月29日

代表の中原です。

今週の『くにまるジャパン極』では、離婚したいのだけれど、具体的にどうすればいいのかわからない、という方に向けてお話をしました。実は相談を受けていて、このような方が、結構たくさんいらっしゃいます。一般的な流れとしては、まず相手との話合いがスタートラインになります。ここで「離婚したいのだけれど」という意思を伝えて、相手が応じてくれれば離婚成立、これが協議離婚です。

話し合いでの離婚に相手が応じず、協議離婚ができないとなると、次は離婚調停の申し立てになります。裁判所で、第三者の調停委員を交えて協議を進めるのですが、あくまで当事者間の話し合いの延長のため、話がまとまらない事もあります。そうなると次は裁判になりますが、気を付けなければいけないのは法律で定める「離婚事由」がないと、離婚が認められないというところです。

法律で定められている離婚事由とは、「不貞=浮気をした」、「生活費を入れず、家族を放置した」、「行方不明」といった理由を挙げています。さらに「その他婚姻を継続しがたい重大な事由」という項目があります。これは「婚姻関係が破綻している事情がある」という意味ですが、例えば、分かり易いのは「別居期間が長い」ことです。これは夫婦としての実態が無くなっていて、関係が破綻していると判断されます。そのため、仮面夫婦などという言葉もありますが、一緒に暮らしていて「ごく平和に見える」ご夫婦では、当事者が破綻を自覚していても、裁判での離婚は認められないことが多いです。

ほかに別居以外で破綻と認められやすいのは、例えばDVや、精神的に相手を追い詰めるモラハラ、家計の維持が不可能なほどの浪費…といったケースです。夫婦間の信頼が失われたとして、婚姻関係の破綻を判断される場合があります。ただ、これらも客観的な裏付けが必要になるため、当事者自身が判断するのは難しいです。裁判では証拠も求められるので、離婚問題に詳しい弁護士に、見通しなどを相談するのが良いと思います。

また離婚前に取り決めておくべきことも色々あり、財産分与や、親権、養育費などはもちろんですが、それ以外にもコマゴマとした交渉が必要な場面が数多くあります。最初は相手が離婚に乗り気ではない場合でも、この交渉の中で譲歩して、離婚に応じるよう促し、結果、離婚が成立したというケースが、経験上、実はいちばん多いかもしれません。つまらないところで揉めて、貴重な時間を浪費しないよう、弁護士を代理人につけて話を進めていくことも、有効な手段になるかも知れません。離婚問題でお悩みの方は、ホームワンにご相談いただければと思います。

【出演情報】
◇日時
 毎週火曜 9:45~
◇放送局
 文化放送(関東エリア)
◇番組名
 『くにまるジャパン極』
◇コーナー名
 「得々情報 暮らしインフォメーション ホームワン法律相談室」
◇555回テーマ
 「離婚までの流れ」
◇出演
 番組パーソナリティ 野村邦丸さん
 番組火曜日パートナー 西川文野さん
 法律事務所ホームワン 中原俊明 代表弁護士

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