解決事例

DV、浪費癖のある妻への離婚請求

離婚

40代 男性 会社員
妻:40代 専業主婦
22年
無し
あり
離婚に応じない妻との離婚交渉
離婚交渉 離婚調停 離婚訴訟
2年2か月

経緯

妻からの暴言やDVに悩んでおり、子供が成人したタイミングで、離婚を視野に入れていたところ、多額の税金滞納や借金があることが発覚し、これ以上一緒にはいられないということで、当事務所にご相談に来られました。

解決内容

同居したまま離婚交渉をした場合、妻が過剰に反発することが懸念されたため、まずは、別居する事をお勧めし、別居が完了した時点で、交渉をスタートしました。
しかしながら、妻は、精神不安定を理由に、交渉が進まなかったため、離婚調停を申し立てることにしました。
調停申立後、妻にも弁護士がついたものの、その弁護士も、妻と連絡が取れないことを繰り返すだけで、まともな話し合いが出来ない状況であったため、早々に調停不成立にした上で、離婚訴訟に踏み切りました。
離婚訴訟において、裁判所から、当方に有利な心証が示されたことで、妻側は、遅かれ早かれ離婚になる思ったのか、和解案を提示してきました。当方も、その和解案に応じ、無事、離婚が成立しました。

弁護士コメント

夫婦には扶養義務があり、妻の杜撰な家計管理や浪費が、離婚事由に該当するかどうかはケースバイケースです。
今回のご依頼では、依頼者が婚姻期間中から妻に対して改善を求めていた事、それに対する妻の対応(暴言、DV等)や負債総額などから、夫婦間の信頼関係は破綻しており、総合的に見て、婚姻は継続しがたい状況にあると考えられました。

また、モラハラ事案に多いのですが、相手方が高圧的で家庭内の実権を握っているようなケースでは、実権を握られている側(モラハラを受けている側)から離婚を請求しても、当人同士で離婚が成立することは難しいと思います。弁護士が入った上で、婚姻が継続できない状況であることを粘り強く主張し、最終的に離婚に応じさせるという方法がベターだと思います。

当事者同士では交渉が進められないという事案はもちろん、相手方が行方知れずで交渉出来ない、というような事案でも、あきらめずに、一度弁護士にご相談されることをお勧めいたします。

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