解決事例

離婚に応じない妻から離婚を獲得。

財産分与

60代 男性 自営業
50代 女性 自営業
約30年
家庭内別居状態
あり
離婚・財産分与
離婚交渉→調停
1年1か月

経緯

相談者は、妻との不仲から、10年以上に渡り、店舗で寝泊まりするなど、事実上別居が続いている状態でした。夫婦間の会話もなく、事実状婚姻関係は破綻しており、離婚するためには、どうしたら良いかとご相談に来られました。

解決内容

妻が自営業の経理を担当しているため、共有財産を隠匿している可能性が懸念され、まず、妻に対して財産の開示を求めました。また、離婚については、妻側は応じる意思がなく、交渉では難航したため、離婚調停を申立てました。
調停に進んでも、離婚に応じる様子はありませんでしたが、財産分与に焦点を絞り、離婚条件を調整することで、無事に調停離婚が成立しました。

弁護士コメント

事実上別居していたとしても、風呂や朝食をとりに自宅に帰るなど、裁判になった場合には、必ずしも別居・婚姻破綻状態だったと認定されるとは限らない事案でした。加えて、妻は断固離婚をしたくないという姿勢で、協議も調停も難航しましたが、仮に離婚するとしたら、どのような条件であれば納得するのか、という妻の要求を聞き出し、離婚をするかしないか、の問題から、離婚するとしたらどのような条件で離婚するか、の問題に焦点を絞ることで、離婚成立という最大の成果物を取得することができました。

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